1階の和室部分や2階東側の寝室部分に、凹凸をつけて彫りの深い外観の印象を演出。

リビング上部に吹き抜け空間を採用。建物1階の奥深くまで日が差し込む構成に。西側道路の立地の為、南側の隣地との距離の確保や吹き抜け空間の設定などで、快適な住環境を予め想定する。

2階の寝室からは吹き抜け空間につながる室内窓を設置。室内窓及び入口の扉は、どちらも天井まで伸びるハイドアを採用。天井面が廊下と一体になり、空間の拡がり感を強める。

2階の廊下から吹き抜け空間を望む。北側のサッシ（窓）や室内の扉の高さが揃っているため、本来狭く感じがちな中央廊下を広く感じさせるような詳細設計を施す。

杉材を用いた床の間のある和室。床の間に合わせて書院造りを設けている。天井や木枠の色味を合わせた統一感のある色使い。扉や床の間、サッシ（窓）の高さを揃えることで、上質な空間構成を演出。